【スタッフブログ】風邪の予防はしっかりと!
みなさん、こんにちは。
北海道は日に日に寒さが増しています。
11月は冬の入り口という感じで、寒いんですが太陽の出ている日中はまだ陽気を感じたりするため、近所のコンビニに買い物に行くくらいだとつい上着を羽織らず外出してしまったり、家の中にいると薄着で過ごしてしまったりと油断しがちになりますよね。
この時期、空気もずいぶんと乾燥してきていますし風邪やインフルエンザも徐々に流行り出しますので、しっかり予防をして健康な日々を送りましょう。
<風邪とインフルエンザの違いは?>
風邪とインフルエンザ、どちらもウィルス感染が引き起こすものですが症状の違いがあるようですね。
風邪は一般的にくしゃみや鼻水、喉の痛み、咳などの局部的なものが中心で、全身症状はあまり見られないことが多く、また症状の現れ方も比較的ゆっくりなのが特徴。
発熱してもインフルエンザほどの高熱にはなりづらく、重症化するのも少ないようです。
インフルエンザは風邪の症状に加え38度以上の発熱、頭痛、関節痛、強い倦怠感や寒気などさまざまな全身症状が見られます。
症状も急激に現れ、重症化するとインフルエンザ脳症や肺炎を引き起こすこともあります。
<風邪にかかってしまったら>
まずはしっかり休養を取ることが第一です。
休養に必要なのは「睡眠」「栄養補給」「水分補給」の3つです。
睡眠・・・体を温め、十分な睡眠をとることで、気道粘液が分泌され、ウイルスを排除しやすくなります。
栄養・・・つらい症状がある時は食欲も落ちてしまいますが、抵抗力を高めるためにも栄養補給は大切です。ビタミンAやビタミンC、タンパク質が多く含まれている食品を積極的に摂りましょう。
水分・・・暖かい飲み物を飲むことで、発汗を促して失われた水分を補給します。痰も切れやすくなります。また、体内から体を温めることができますね。お茶やスープなどがいいでしょう。
<インフルエンザにかかってしまったら>
風邪よりもつらい症状が全身にありインフルエンザかも!?と思ったら、すぐに医師の診察を受けることをお勧めします。
インフルエンザと診断された場合は、インフルエンザウイルスの増殖を抑えるお薬(抗インフルエンザウイルス薬)を服用し、感染を周囲に拡散させないよう、最低5日間は自宅療養が必要です。
初めのうちは高熱や関節痛、頭痛など複数の症状でかなりつらい状態になると思いますので、風邪同様にしっかり休養を取ってください。
その後症状が治まってからも先ほど書いたように最低5日間は自宅療養なのですが、症状が無くなり体が元気を取り戻すと外出してしまう方がいらっしゃいます。
元気になってもウィルスは体内に残っているので知らず知らずのうちに周囲にまき散らしてしまうかもしれないんです。
ご自分のことだけ考えるのではなく周りに拡散させないということを肝に銘じてくださいね。
<かかる前に予防!>
何と言っても風邪やインフルエンザにかからないことが一番です。
そのためには普段からの予防が大切ですね。
すぐに風邪をひいてしまう人とめったにひかない人がいますよね。その違いは免疫力の高さによるようです。
免疫力を高めるには
●外出後の手洗い、うがい
手洗いは石鹸を使い、指の間や爪の間、手首も忘れずに洗いましょう。
うがいは水道水よりも、殺菌・殺ウイルス効果があるうがい薬を用いる方がより予防効果が高まります。
●マスクをする
マスクはくしゃみや咳をしている方だけではなく、予防する側もつけるとよりウイルスを吸い込むリスクが低くなるといわれています。
新型コロナウィルスのまん延で普段からマスクの着用をすることに慣れたと思いますので、この時期はあらためてマスク着用を心がけてはどうでしょう。
●温度、湿度管理
乾燥していると気道の粘膜のウイルスに対する防御機能が弱まることから、適度な加湿も大切です。
特に乾燥しやすい時期や部屋では、加湿器などで湿度を保つようにするとよいでしょう。目安は温度18~20度、湿度50~60%程度です。
●インフルエンザワクチン接種をする
重症化や合併症発症のリスクを軽減することができます。
ほかにも、ストレスをためない、バランスのよい食事をとるなど普段から免疫力を高める生活を心がけることも大事です。
最後にお薬についてですが、症状がつらい場合はその症状に合ったお薬を服用し、和らげることで体力の消耗を防ぐことも有効です。
ただし風邪とインフルエンザでは服用するお薬も異なるようなので、ご自分で判断せずに医師・薬剤師に相談するのがいいでしょう。
これからの季節、風邪やインフルエンザが流行するのは毎年のことです。
今は加えて新型コロナウィルスの脅威もあります。
日頃から栄養バランスのとれた食事と十分な休養をとり、外出するときはマスクを着用、帰宅したら手洗い・うがいを習慣化して免疫力の高い健やかな体を維持していきましょう。
何事も準備(予防)が大事ですので皆さんも今日から始めてみてくださいね!